環境への負荷軽減の取り組み

地球の資源には限りがあります。 
新しい資源をどんどん使って、使ったものは捨てていくと、地球の資源が枯渇するだけでなく、ごみ問題や公害問題などさまざまな環境問題を引き起こします。

深刻化している環境問題を改善していくため、アスザックフーズでは資源の3R「リデュース」「リユース」「リサイクル」に取り組むことにより、地球環境への負荷を出来る限り軽減するよう活動しています。
具体的には、廃棄物の再資源化、太陽光発電導入、省エネ活動です。
再資源化についてはプラスチックごみを細分化し、リサイクルに対応したゴミの分別をしております。
乾燥食品の廃棄物については、食品残さ削減、商品廃棄の削減に注力して取り組んでいます。

リサイクルイメージ画像

食品ロス軽減への取り組み

製造における歩留りや工程の改善などの施策を通して、排出される副産物や廃棄物(汚泥など)の削減に努めるとともに、廃棄物・副産物の再生利用・有効活用にも努めています。

●食品残さの肥料化

当社では、食品の生産工程で発生する残さを使って肥料を作っています。
食品製造に使った排水に含まれる有機物を堆積させてできた汚泥と、野菜くず等を混合し乾燥させたものです。現在この肥料は、近隣の契約農家様へ提供し、使用していただいております。
「AZF乾燥菌体肥料」という名称で肥料として登録しております。(※AZF=アスザックフーズ)
この肥料を使って栽培された野菜を当社で加工し、その生産過程で生じた残さを再び肥料として循環利用することが可能です。
この循環プロセスを通じて、環境への負荷を軽減し、サスティナビリティの実現に寄与しております。
この食品由来のごみの再利用は、「持続可能な食料生産の仕組みをつくり、食品ロスを削減し、3R(ごみの削減、再利用、再資源化)を促進する」という形で貢献できると考えています。

肥料化イメージ図
肥料化イメージ図

実際に契約農家様にAZF乾燥菌体肥料を使用して、野沢菜を育てていただきました。
市販の肥料を使用したときと同様に大きく育っています。

AZF乾燥菌体肥料と市販の肥料を使用した野沢菜畑の様子
AZF乾燥菌体肥料と市販の肥料を使用した野沢菜畑の様子

●乾燥食品の飼料化

規格外等の理由により、食用として出荷できない乾燥食品は、他の食品残さとは分けて収集し、飼料製造メーカーに引き渡して豚等の家畜の餌になっています。
通常では廃棄されてしまう食品を飼料とすることで食品ロス削減に寄与しています。

飼料化イメージ図
飼料化イメージ図

●フードバンクへの寄贈の取り組み

当社では、2017年より「認定特定非営利活動法人 フードバンク信州」へ商品提供を開始いたしました。
提供した商品は、フードバンク信州を通じて、食べ物を必要としている人々に無償で届けられます。また、当社のある須坂市の社会福祉協議会を通じて食料支援を必要としているご家庭にも商品提供を行っております。
それらの活動を通して、地域社会への支援と食品ロスの削減に取り組んでいます。

※フードバンクとは、安全に食べられるにもかかわらず、通常の流通・販売が困難な食品を企業などから引き取り、必要としている施設や団体、困窮世帯などへ無償で提供する活動です。

フードバンク寄贈の様子
フードバンクへ寄贈

リサイクルへの取り組み

●プラスチックごみのリサイクル

製造工程上等で発生した、ビニール袋や調味料等が入っていたプラスチック容器は、リサイクル可能な廃棄物業者へ委託し、リサイクル率100%を達成しております。
プラスチックは、廃棄物業者へ引き渡した後、調味料が入っていた袋等の柔らかいプラスチックは圧縮され、RPF(Refuse derived paper & Plastics densified Fuel)と呼ばれる固形燃料となり、火力発電所の燃料として再利用されています。製品を成形するためのトレーや、硬いプラスチックゴミは、破砕後ペレットと呼ばれる粒状に加工され、ハンガーやパレットなどのプラスチック製品へ再び生まれ変わっています。

プラスチックごみリサイクルイメージ図
プラスチックごみリサイクルイメージ図